『マーガレット・サッチャー 鉄の女の涙』つながりで、今回はスペインのアニメ『皺』を紹介します。たしか配給はジブリです。
観たのは去年の授業のときだったので、詳しくは覚えてはいませんが・・・。
簡単にあらすじを紹介します。
主人公エミリオは、認知症が悪化し老人ホームへ入ります。同室になったミゲルや、アルツハイマーのモデストと介護のために自ら施設に入った妻のアントニアたちと生活が描かれます。
はじめのうち、エミリオは施設に入ったことがショックでした。ミゲルはお金にうるさく、ことあるごとに人からお金を巻きあげるため、エミリオは不快に思います。
これ以上はあんまり覚えてないのと、ネタバレ回避のために黙っておきます。
言いたかったことは、『皺』でも認知症が描かれているということです。
冒頭、銀行員のエミリオはお客さんと会話をします。しかし、途中から会話が噛み合わなくなります。エミリオは困惑しますが、次の瞬間、自分がいるのは銀行ではなく自宅のベッドだと気付きます。そして会話の相手はお客さんではなく息子でした。
この他にも、突然単語の意味が分からなくなったり、自分のいる場所が分からなくなったり(この映像表現が見事)と、授業の先生曰く、認知症がうまく描かれているそうです。
この作品は「ほっこりする」「温かい気持ちになる」など、心温まるストーリーが好評らしいです。ところが、学生の反応はまったく異なるものでした。
ブルーな気分になった。
落ち込んだ。
自分が将来老人ホームに入ってこんな生活をすると考えると、ものすごく悲惨な気持ちになった。(←俺)
こんな感想のオンパレードでした。
アニメ自体はとても質の高いものなんですよ!笑えて泣けるストーリーですから!ラストの友情は泣けますから!
もしかしたら年齢によって感想に差が出るのでしょうか。もしご覧になったら感想教えてくださいね。
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